脱毛前後の飲酒はNGと聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
脱毛前や後にお酒を飲むことは脱毛の効果に影響を及ぼしたり、肌トラブルの原因になったりするので注意が必要です。
この記事では脱毛前後の飲酒についてNGとされている理由や、飲んでしまった時の対処法などを解説しています。
ここでは脱毛と飲酒の関係についてしっかり学びましょう。
- 脱毛前後の飲酒がNGとされる理由
- 飲酒可能な具体的な時間の目安
- 脱毛前後に飲酒した場合の対処法
- 脱毛に対する飲酒の影響
- 脱毛で飲酒以外に注意すべきこと
なぜ?脱毛前後の飲酒(アルコール)がNGの理由
脱毛前後の飲酒がNGとされる3つの理由を見てみましょう。
- 炎症が起こりやすくなる
- 痛みを感じやすくなる
- アフターケアの対象外になる場合がある
上記、3つの理由について解説します。
脱毛で飲酒NGの理由①炎症が起こりやすくなる
脱毛の前や後の飲酒がNGとされる1つ目の理由が「炎症が起こりやすくなる」です。
お酒を飲むと全身の血行が促進されて体温が上昇します。その結果、人によっては肌に赤みや痒み、湿疹が出る場合があります。
このように肌が過敏な状態で脱毛すると、肌にさらなる負担がかかり、炎症が起こりやすくなるのです。
脱毛で飲酒NGの理由②痛みが感じやすくなる
脱毛前の飲酒NGの理由として「痛みを感じやすくなる」も挙げられます。
お酒を飲むと、体内でアルコールを分解するために水分が必要になります。また、アルコールには利尿作用もあるため、体内の水分が減少しがちです。
その結果、肌も水分を失って乾燥状態になり、肌の保護機能が低下します。肌の保護機能が低下した状態で脱毛すると、痛みを感じやすくなってしまうのです。
脱毛で飲酒NGの理由③アフターケアの対象外になる場合がある
脱毛前後に飲酒するのがNGの理由3つ目に「アフターケアの対象外になる場合がある」も挙げられます。
多くのサロンやクリニックでは、施術後に肌トラブルが起きた場合を考慮し、保証を用意しています。
しかし、飲酒が原因による肌トラブルは保証の対象外にしていることが多く、十分なアフターケアを受けられないかもしれません。
万が一、肌トラブルが起きた時に安心してアフターケアを受けられるようにするためにも、脱毛前後の飲酒はNGなのです。
脱毛の前日の何時間前までなら飲酒しても良い?

脱毛前日に飲酒する場合、12時間前までを目安にしましょう。
体内でアルコールを分解するのに必要な時間には個人差があるため、一概には言えませんが、ビール500mlを1本飲んだ場合、アルコールを分解するのに4~5時間を要するとされています。
これを踏まえると、脱毛施術12時間前までの飲酒であれば、アルコールを分解するのに十分な時間があることになります。
しかし、アルコールを分解するのに必要な時間は、飲酒量や体質によって異なることを忘れてはいけません。
脱毛前日の飲酒は出来るだけ控えるのが無難です。
脱毛の次の日はお酒OK?何時間後なら飲酒しても良い?
脱毛翌日にお酒を飲む場合、12時間後を目安にしてください。脱毛の施術を受けた後の肌は刺激を受けており、軽度な炎症状態になっています。
この状態で飲酒をすると血流が促されて、赤みや痒みといった炎症が生じる可能性があります。
また、痒みが生じると無意識にひっかいて、施術部位の肌を傷つけてしまうこともあるので、脱毛後12時間は飲酒を控えてください。
脱毛前日・当日にお酒を飲んでしまった場合の対処法
脱毛前日・当日に飲酒してしまった場合、以下2つの対処法を検討しましょう。
- クリニックやサロンに連絡をして判断を仰ぐ
- 予約日の変更をする
飲酒した時の対処法①脱毛クリニックやサロンに連絡をして判断を仰ぐ
脱毛前日や当日にお酒を飲んでしまった場合、脱毛クリニックやサロンに連絡をして判断を仰ぐようにしましょう。
クリニックやサロンによっては少量の飲酒であれば施術可能としているところもあるので、前もって連絡をして体調や肌の状態を伝えてください。
くれぐれも飲酒をしたことを伏せて施術を受けることはやめましょう。
万が一、肌トラブルが起きた場合、脱毛クリニックやサロン側でアフターケア対応に応じてもらえない可能性があります。
飲酒した時の対処法②脱毛予約日の変更をする
脱毛前日または当日に飲酒した場合、予約日の変更を検討してください。
お酒を飲んだ状態で脱毛の施術を受けることは、思わぬ肌トラブルが起きたり、アフターケアが受けられなかったりと、トラブルの原因になりかねません。
このようなトラブルに対して少しでも不安を感じるようであれば、施術予約日を変更する方が無難です。
脱毛前日や当日にお酒を飲んでしまったら、トラブルを回避するためにも予約日を変更しましょう。
脱毛後にお酒を飲んだ場合の対処法
脱毛後にお酒を飲んでしまって、もし肌に異常が起きているようなら、まずはクリニックやサロンに連絡をして判断を仰いでください。
肌トラブルの症状によっては塗布薬が処方されたり、提携している皮膚科医を案内されたりします。
赤み、痒み、腫れといった症状がひどい場合はすぐに医療機関で受診しましょう。
脱毛の施術が終わった後も12時間を目安にして、飲酒を控えることを忘れないでください。
脱毛前後の飲酒は効果に影響が出る?

脱毛前後の飲酒は効果に影響を及ぼします。脱毛前後にお酒を飲むことは、肌トラブルのリスクを上昇させます。
もし、肌トラブルが起きた場合、症状が完治するまで脱毛の施術を控えざるを得なくなります。
この結果、予定していたスケジュール通りに進まず、満足いく結果を得られるまでに時間がかかるという影響があります。
また、お酒を飲むことで肌が過敏な状態になり、痛みを感じやすくなると、脱毛機の出力を抑えなければいけません。
脱毛機の出力を抑えることは脱毛効果が低減するため、本来の脱毛効果を得られなくなります。
脱毛の前や後に飲酒することは、スケジュールが遅れる可能性があるだけでなく、脱毛効果にも影響が出ることを覚えておいてください。
脱毛前や直後に飲み会が入ってしまった時はどうする?

脱毛前や直後に飲み会が入ってしまった場合、以下2つの対処法を検討しましょう。
飲み会が入ってしまった時の対処法①脱毛予約をキャンセル・変更する
脱毛前後に飲み会が入った場合は、施術の予約をキャンセル・変更するのが無難です。
脱毛を計画的に進めていても、仕事や友人との付き合いを優先しなければならない場面もあるでしょう。
この場合、思い切って施術の予約をキャンセルするか、変更する方が安心です。無理をして脱毛を優先すると、大切な人間関係に悪影響があるかもしれません。
また、飲み会を優先して飲酒状態で施術を受けることは肌トラブルなどのリスクもあります。
脱毛前や直後に飲み会の予定がある場合は、施術の予定をキャンセルまたは変更しましょう。
飲み会が入ってしまった時の対処法②脱毛前後はノンアルコール飲料にする
脱毛前や後に飲み会へ参加するなら、ノンアルコール飲料を選ぶことをおすすめします。
予定通りに脱毛の施術を受けたい、だけれども飲み会を断れないこともあるかもしれません。
そんな時は、ノンアルコール飲料を選ぶことで、脱毛や人付き合いへの影響を抑えられます。
昨今、多くのレストランや居酒屋でノンアルコール飲料を提供しているので、これらを活用して脱毛と人間関係を両立させましょう。
脱毛前後に飲酒以外で注意すべきこと

脱毛前後では、飲酒以外にも注意することがあります。
とくに以下6つのことに注意してください。
- 日焼けしない
- 制汗剤・日焼け止めを塗って来店しない
- 予防接種や薬の服用した場合脱毛は避ける
- 激しい運動は避ける
- 入浴(湯船に入る)のは避ける
- 毛抜きを使わない
上記6つについて詳しく解説します。
脱毛の注意点①日焼けしない
脱毛では飲酒以外にも日焼けをしないように心がけることも大切です。日焼けをした肌は紫外線を浴びたことによって乾燥状態になっています。
水分を失って乾燥した肌は保護機能が低下するため、脱毛時に痛みを感じやすくなる可能性があります。
痛みを抑えるために脱毛機の出力を下げることになると、本来得られるはずの効果が得られなくなるのです。
また、サロンやクリニックによっては、日焼けした肌の場合、施術してもらえない可能性があります。
その結果、予定していた脱毛のスケジュールが遅れて、脱毛が完了するまでの期間や、サロンやクリニックに通う回数が増えるかもしれません。
脱毛の注意点②制汗剤・日焼け止めを塗って来店しない
脱毛前後では制汗剤や日焼け止めを塗ることを控えましょう。
脱毛前に制汗剤や日焼け止めを塗ってから施術を受けると、肌への刺激が強まって、痛みを抑えるために脱毛機の出力を下げる必要が生じます。
この結果、脱毛の効果が低下する可能性があるので、制汗剤や日焼け止めを使うことは控えましょう。
また、脱毛後にも注意が必要です。脱毛後に制汗剤や日焼け止めを塗ると、敏感な状態になっている肌に刺激を加えることになり、肌トラブルの原因になります。
脱毛の注意点③予防接種や薬の服用した場合脱毛は避ける
脱毛前後に予防接種や薬を服用することは控えましょう。
ほとんどのサロンやクリニックでは予防接種や薬の服用について、脱毛の施術を受けるタイミングを起点に1週間から10日前後の間隔を空けるように推奨しています。
この理由は予防接種や薬の服用による副反応です。
予防接種を受けた場合、ワクチンを体内に取り込んでから数日の時間をかけて免疫を作ります。
個人差があるものの、免疫を作り出す過程の中で発熱や発疹などの副反応が出ることがあります。
つまり、体調が万全とは言えない状態で脱毛を受けることで、思わぬ肌トラブルが起きる可能性があるのです。
また、脱毛前後では薬の服用にも気をつけましょう。
副作用の懸念があるようなら、脱毛前にかかりつけ医や薬剤師に相談することをおすすめします。
市販薬を服用している場合でも、極力服用を控えるか、前もってサロンやクリニックに相談して判断を仰ぎましょう。
脱毛の注意点④激しい運動は避ける
脱毛前後では激しい運動を避けるように注意してください。
脱毛前後に体温が上昇するような運動をすると血流が促されて、肌に赤みや痒み、さらには炎症を引き起こす可能性があります。
脱毛前後には、ジムや部活などの激しい運動を伴う予定を入れないようにしましょう。
脱毛の注意点⑤入浴(湯船に入る)のは避ける
脱毛前後の入浴(湯舟に入る)は避けましょう。湯舟に入ることで体温が上昇し、肌の炎症を引き起こす可能性があります。
とくに脱毛直後の入浴は控えるようにし、ぬるめのシャワーを浴びる程度にしましょう。
また、サウナのような発汗を促す行為も肌トラブルの原因になるので注意してください。
脱毛の注意点⑥毛抜きを使わない
脱毛前後は毛抜きを使うことを控えましょう。
毛抜きは肌にダメージを与えるだけでなく、埋没毛(角質が厚くなってムダ毛が埋もれた状態)や毛嚢炎(毛穴が炎症を起こした状態)などの、脱毛が出来なくなるような深刻な症状を引き起こす可能性があります。
脱毛後、ムダ毛が自然に抜け落ちていく期間に毛抜きを使って抜く行為もNGです。