医療脱毛が完了するまでの期間や間隔はどれくらい?
クリニックで医療レーザー脱毛が終わるまでの期間や通う間隔は、脱毛サロンよりも少なくて済むと考えている人は多いと思います。
全身脱毛だけでなく、顔脱毛やVIO脱毛ではどれくらいの期間が必要で、どの程度の間隔や頻度で通うのがベストなのでしょうか?
この記事では、医療脱毛の期間や通う間隔について解説します。
- 医療脱毛が完了するまでの期間
- 医療脱毛に通うベストな間隔と頻度
- 医療脱毛で間隔を空ける理由
- 医療脱毛を短期間で終わらせるコツ
医療脱毛の完了までの期間はどれくらい?

医療脱毛が完了するまでの期間は1年から1年半程度が目安とされています。
毛質や毛量、部位によって異なるものの、5回から8回程度の施術が必要で、施術の間隔はおおよそ2ヶ月から3ヶ月です。
2~3ヶ月に1回の頻度で5~8回の施術を受けるとなると、完了までは1年から1年半ほどの期間がかかることになります。
クリニックの医療脱毛の広告で「最短6ヶ月の期間で完了!」といった言葉を見かけますが、あくまでも施術が半年で完了するだけであって、6ヶ月の期間でツルツルになるとは限らないので注意しましょう。
医療脱毛に通うベストな間隔・頻度
クリニックの医療脱毛に通う場合、部位によってベストな間隔や頻度が異なります。
以下部位ごとにベストな間隔・頻度について目安を解説します。
- 全身脱毛のベストな間隔
- 顔脱毛のベストな間隔
- VIO脱毛のベストな間隔
- ワキ脱毛のベストな間隔
- 腕・足脱毛のベストな間隔
- ヒゲ脱毛のベストな間隔
上記の目安について詳しく見ていきましょう。
医療全身脱毛のベストな間隔は3〜4ヶ月
医療全身脱毛は3〜4ヶ月の間隔がベストとされています。
クリニックの医療脱毛の場合、初めの3回程度は3〜4ヶ月の間隔で施術を受け、毛量が少なくなってくる4回目以降は4ヶ月程度の間隔を空けることが望ましいでしょう。
医療顔脱毛のベストな間隔は1〜2ヶ月
医療顔脱毛は1〜2ヶ月の間隔を空けて通うことがベストです。
顔の毛は生え変わるペースが早いため、施術の間隔は短くなります。一方で、顔周辺は産毛や細い毛が多いためレーザーが反応しにくく、照射回数が必要になります。
クリニックの医療顔脱毛は通う間隔こそ短いものの、通う期間が長くなる傾向があります。
医療VIO脱毛のベストな間隔は2〜3ヶ月
医療VIO脱毛の場合、2〜3ヶ月の間隔で通うのがベストでしょう。
一般的にVIOは毛が太く、量も多いため施術回数が多くなります。
刺激に敏感なデリケートゾーンであることやVIOの毛周期を考慮すると、2〜3ヶ月に1回の頻度で1年以上の期間が必要です。
すべての毛をなくすハイジニーナにするためには8回から10回ほどの回数をこなさなければいけません。
医療ワキ脱毛のベストな間隔・頻度は2〜3ヶ月
医療ワキ脱毛は2〜3ヶ月の間隔を空けて通うのがベストです。
クリニックの医療ワキ脱毛もVIO同様で、太くて硬い毛が密集しているため1年以上の期間が必要です。
ツルツルの状態にするには8回から10回の照射が必要になるため、2〜3ヶ月に1回の頻度で1年半から2年の期間かかります。
医療腕・足脱毛のベストな間隔・頻度は1〜2ヶ月
医療腕・足脱毛の場合、1〜2ヶ月の間隔を空けるのがベストです。
腕や足は他の部位と比較してレーザーが反応しやすく脱毛の効果が出やすい部位です。また、腕や足の毛周期を考慮すると1〜2ヶ月に1回の頻度で、半年から1年程度の期間で完了します。
医療ヒゲ脱毛のベストな間隔・頻度は2〜3ヶ月
医療ヒゲ脱毛は2〜3ヶ月に1回の間隔で1年程度の期間通うことになります。
ヒゲは毛周期のサイクルが長く、なおかつ毛根が深いため医療脱毛の効果が出るまでに期間を要します。
そのため、2〜3ヶ月に1回の間隔で1年以上の期間がかかります。
医療脱毛で間隔を空けるべき理由2つ

医療脱毛を受ける際、間隔を空けるべき理由は次の2つです。
- 毛周期に合わせるため
- 肌への負担を減らすため
上記2つについて解説します。
医療脱毛で間隔を空ける理由①毛周期に合わせるため
クリニックの医療脱毛で間隔を空ける理由の1つ目は、毛周期に合わせるためです。
毛には毛周期と呼ばれる定期的に毛が生え変わる周期があり、以下4つの段階に区分されます。
- 成長前期(皮膚内部で毛が生え始める状態)
- 成長後期(皮膚の表面に毛が露出し、伸びている状態)
- 退行期(毛根から毛が抜け始める準備段階)
- 休止期(皮膚内部でも毛が生えていない状態)
脱毛する場合、成長前期もしくは成長後期に合わせて照射することが重要で、退行期や休止期に照射してもほとんど効果を得られません。
クリニックの医療脱毛で間隔を空ける理由は、毛周期(成長期)に合わせているためなのです。
医療脱毛で間隔を空ける理由②肌への負担を減らすため
医療脱毛の際に間隔を空ける2つ目の理由は、肌への負担を減らすためです。
クリニックの医療脱毛では医療用の強力なレーザーを使用します。毛根に対してレーザーが発する熱を加えるため、必然的に肌へ負担がかかってしまいます。
この結果、人によっては赤みや炎症といった軽度の火傷状態になるため、肌が回復するのに十分な間隔を空ける必要があるのです。
医療脱毛で間隔をあけすぎると効果がなくなる?
医療脱毛で間隔をあけすぎたとしても、効果がなくなることはありません。
ただし、以下2点について理解しておきましょう。
- 毛周期に合わせて施術することが難しくなる
- 新しく生えそろった毛に対して効果が薄れる可能性がある
クリニックの医療脱毛で施術間隔を空けすぎると、毛周期のベストなタイミングである成長期を逃してしまう可能性があります。
その結果、本来ならば得られるはずの効果が得られなくなるかもしれません。
また、施術間隔が空きすぎるとその間に毛量が増えてしまいます。毛量が多いとレーザーが分散してしまい、脱毛の効果が薄まる可能性があります。
医療脱毛を短期間で終わらせるコツ
医療脱毛を完了するまでの期間を短くするためのコツは以下の通りです。
医療脱毛を短期間で終わらせるコツ
- 日焼け対策は必ずする
- 保湿ケアは欠かさない
- 毛抜きは避ける
それぞれ詳しく見てみましょう。
医療脱毛を短期間で終わらせるコツ①日焼け対策は必ずする
医療脱毛の期間を短期間で済ませるためには日焼け対策を心がけましょう。
医療脱毛では日焼け肌への照射を制限している場合があります。また、日焼けした状態で施術を受けると炎症などの肌トラブルが起きる可能性も否定出来ません。
日焼け肌の場合、肌トラブルを回避するために照射パワーを弱めて施術することもあり、この結果、脱毛の効果が薄まってしまうこともあります。
日焼け対策を心がけることは、脱毛の効果を十分にし、なおかつスケジュール通りに進行するためにも不可欠と考えましょう。
医療脱毛を短期間で終わらせるコツ②保湿ケアは欠かさない
医療脱毛を短期間で済ませるためには保湿ケアを欠かさないようにしましょう。
日頃から入念に保湿ケアをすることで肌のバリア機能を高め、結果的に脱毛の効果を上げることにも繋がります。
肌に十分な水分がない乾燥肌の場合、照射時に痛みを感じやすくなります。痛みに耐えられないと、照射パワーを抑えることになり、脱毛の効果が薄れてしまいます。
医療脱毛を短期間で終わらせるコツ③毛抜きは避ける
医療脱毛の期間を短くするためには毛抜きをしないようにしましょう。
毛抜きをすると毛だけでなくメラニン色素まで失ってしまいます。医療脱毛のレーザーはメラニン色素に反応する仕組みのため、照射しても十分な効果が得られなくなります。
また、毛抜きは炎症を引き起こしたり、毛周期が乱れたりする原因になるので控えましょう。
医療脱毛を避けるべきタイミング

医療脱毛を避けるべきタイミングは以下の3つです。
- 妊娠中
- 日焼けしている時
- 肌トラブルが発生している時
それぞれについて解説します。
避けるべきタイミング①妊娠中
医療脱毛は妊娠中の期間は避ける方が無難です。
妊娠中や産後の期間はホルモンバランスが乱れがちなため、毛周期が通常とは異なったり、肌トラブルが起こりやすくなったりします。
脱毛の効果が最大限に得られない可能性や不安を払拭するためにも、妊娠中の医療脱毛は控えた方が良いでしょう。
避けるべきタイミング②日焼けしている時
医療脱毛は日焼けしている期間は避けた方が良いでしょう。
理由としては、レーザーがメラニン色素に反応するため、日焼け肌の場合に痛みや肌トラブルが起きる可能性があるためです。
避けるべきタイミング③肌トラブルが発生している時
医療脱毛では肌トラブルがある期間は施術を控えましょう。
ニキビやアトピーといった肌荒れがあると、レーザーの熱によって炎症が悪化する可能性があります。
肌トラブルが治るまでは極力控えるようにし、施術前に相談することをおすすめします。